業界通で小回りの良いSEは貴重

 とゆーわけでもちっとしっかり書いてみます。
 自分が同様のことを行う場合……


・まずはお客さん
 とりあえず親まわりだな(爆)。商店街とか、「市の中で2番目の店舗数」レベルのところとかはシステム化が二の次だったりするんでそーゆーとこから攻めるかな。初めは小さい仕事から請けて、信頼を得ていって……時間掛かるんだよなぁ(汗)。記事のもそうだけど、結局、最初は副業か採算度外視でないとやってけないよーな。


・従業員/パートナー
 簡単なプログラムの製造ならともかく、小規模でもシステム構築をするとなると一人じゃだいぶ無理。少なくともプログラム、APサーバー構築、DBサーバー構築の3つを理解しなきゃいけない。小規模だからオープンソース系、そうなると調べつつになるけど、納期的にも脳の記憶領域的にも限界があるよーな。
 そうなると従業員を雇ったりパートナー企業に委託するわけだけど、その時点でもう小回り効かなくなるだろうなぁ。逆に、何よりもまずこの部分をいかに強化するかが重要なのかも。とりあえず、2、3ヶ月給料払わなくても大丈夫な人でないと(爆)。


・客のわがまま
 わてがやった仕事のほとんどは上場企業なわけで、まぁ普通は情報管理部門があるわけですが、中小企業は当然そういうのはナシ。そういうとことはビジネスライクでデジタルライクなおつきあいは不可能、というかしたら信頼失って仕事取れなくなるんであらゆる面でのフォローが必要→タダ働き増加→火の車→仕事に忙殺→マズー的展開が予想されるわけで。
 特に、大企業の場合は「おたくどこにシステム構築してもらってる?」なんて訊くわけないですが、中小企業だとあっという間に醜聞広まってかなりヤバそうな。このあたりをいかにうまくやるか。この辺までひとりでやるんなら、開発一筋の人間には絶対無理な領域ですな……。


トラックナンバーの増加のために
 安息の日々を送るためには「自分でなくても他の社員が肩代わりできる」ことが重要で、そのためにもトラックナンバーの増加は必要不可欠。まぁ社員3人いたらトラックナンバー3が理想なんだけど、上記のようにスキルが限定されるとそうはいかないだろうからなぁ。
 というか、トラックナンバーに関してはもはや無視されつつあるよーな(汗)。今はリスクに対するコストは支払わない方向だからなー。今やってるとこだって、わてが抜けた際のコストを全く考えてないし。ただ、うちみたいな大企業は「コスト払えばいいやん」ってことでそれが通るんだよなぁ。SOHOレベルだとそれは無理なわけで、ほらアレよ、人気原画家が辞めたら解散するえろげブランドみたいなもんですよ(爆)。


・業界通で小回りの良いSOHOは貴重
 というわけで重要なのは、自分ひとりが小回り良くてもどうしようもないってこと。企業単位で強くないとあっという間に瓦解するかと。もしくは、瓦解してもいいから自分一人良ければいいや的に(爆)。辞めた原画家さんは新しく会社興してそこに人が集まって、って感じ。スタイルの問題でどっちがいいとは思わないけどね。特に、顧客が身近過ぎるとサポートめっさ大変になるから……それよりは作り捨ての方が楽そうではある。無責任だが。


・というわけで、んなもんやる気ない(爆)
 わてはこの手の会社を興す気は全くないです。向いてるか向いてないかで言えば向いてるのは確実だけど(爆)。でも他に面白いこといっぱい知ってる人間としてはねー。マンガ描いたり小説書いたりすることに比べたら……。


 ま、そんな感じ。
 この記事の人は顧客と従業員に恵まれたんだと思います。そうでないと9−6はかなり無理っぽい気が……。