はてなWordLink
ぱっと見、使い方がわからないと思うので簡単に。
- それぞれのユーザーが「この単語はこの単語を連想する」という「辞書」を作っていって、単語の継ながりのネットワークを作る、というシステムです。
- この「単語」というのははてなのキーワードのことではないので注意。
- 簡単な使い方。まず最初に出てくる「言葉一覧」から1単語選んでクリック。たとえば焼き肉とか。
- 次に「編集」を選択して、「自分がその『焼き肉』という単語に対して何を連想するのか」を入力後「この項目に追加」ボタンを押します。
- たとえば「肉汁」を入力してボタンを押すと、自分の「辞書」に、「焼き肉」と「肉汁」が結びつけられたことが書き込まれます。
- つまり、各ユーザーの辞書は、あくまで「単語の継ながり」を記述するもので、単語そのものを管理するものじゃない、ってことです。
- また、この継ながりに上下関係はないので、「焼き肉」と「肉汁」はどちらかにグループ化されたわけではなく、単に結びついたことになります。
- こうして自分の辞書に「結びつき」を増やしていったら、今度は「wordlink」メニューから単語をひとつピックアップ。
- たとえば焼き肉を選択すると、自分の辞書内での、「焼き肉」と他の単語の結び付きを管理する画面になります。
- また、ここから「焼き肉」を選択すると、「焼き肉」という単語を、他のユーザーはどの単語と結びつけているのか、ということが表示されます。
- ここから「好きなもの」を選択すると、今度は「好きなもの」の単語と結び付けている単語が一覧表示されます。このようにして、単語が網の目のように継ながるわけです。
- この画面では「好きなもの」を他の単語と結び付けているユーザーも一覧表示されます。
- ただ、残念なことに「単に結び付けているだけ」なので、「好きなもの」→「カレー」と移ったとしても、その画面で表示されているユーザー全員が「カレー」と「好きなもの」を結び付けているわけではなく、もしかしたら「嫌いなもの」と結び付けている可能性があります。そのため、同じ趣向同士のユーザーを継なげる、という機能はあまりないと言えます。
- あと、すでに結びついている単語を自分の辞書でも継なげても意味はないです。現在は「単語の結びつき」そのものでユーザーをグループ化する機能がないので「自分も『カレー』は『好きなもの』です」ということをアピールするメリットがないので。でも単語を継なげないと、その継なげた単語で「含むユーザー」として表示されないので、その意味では辞書を育てるメリットはあるのかな。
- 何のためのシステム? と言われると今のところ難しいかも。ただ、単語のリンクを辿るだけでなんとなく楽しい(爆)。
- はてなのキーワードと継ながったり、はてなダイアリーから自動的に「単語の継ながり」を生成するようになったり、「単語の継ながり」単位でユーザーをピックアップできるようになったりすると面白いかも。逆に言うと、こういうサービスこそ他のシステムとシームレスに連携してこそ意味があるんで、その点ではてラボ向けではないというか、でもはてラボでしかやれないようなサービスというか……。
そんな感じで将来的には面白くなりそう、でもその前にみんな使わなくなって廃れてしまうよーな(爆)。はてラボじゃない、これまでのベータシステムは「強制的に使わせる」という点で無理矢理テストユーザーを集めるメリットがあったんで、それがない以上、試しやすいけど、テストケースとして継続しづらく、正式サービスまでもっていくのが大変そうかなーと思ったり。